あやたか オフィシャル(?)ブログ

地方国立医大生(休学中)のあやたかです。トビタテ, 米日カウンシルなど様々なプログラムを通して5回の留学経験があります🛫留学や何か面白いことをしようとしている人の力になる情報発信を目指しています:)

低学年から研究室に行くには・研究室の選び方

オランダで精神疾患の研究をしていた、地方医学生のあやたかです。

 

私は学部2年のときから研究室に所属し、3年の夏にオランダにて研究していました。

医学部には卒論がないので、そもそもゼミや研究室に配属されるというシステムがありません。(あるっちゃありますが他の学部とはやや異なります、これについては後述)

 この記事では、そんな医学部生活の中でどのように研究室に所属し、オランダ留学につなげたのかについてご紹介します。

 

はじめに

最初に断っておくと、私は研究者志望の学生ではありません。

研究室を探し始めた当時も、

「研究って実際は何してるんだろう」

「楽しいかな?」

「3年の夏に研究留学するにはそろそろ自分の大学で研究室に所属しなくては〜」

くらいのテンションで探していました。

 

医学部の6年間のうち、現場に出始めるのは5年生からで、

最初の4年間はひたすらに勉強、暗記です。

もともと実験やフィールドワークが好きな性格なので、

低学年でも何か手を動かしたいという気持ちもあって研究室を探していました。

 

医学部で「研究室に通っている」というと、

ものすごく意識が高い、もしくは研究が大好きな人だと思われますが、

私の場合はそうでもなく、ゆるっとした気持ちで通っていました。

 

そんな感じでも受け入れてくれる先生はいます。

ありがたや。

 

医学部と研究室

医学部を卒業する際に必要なのはもろもろの単位を取り、

卒業試験に合格することです。

研究室やゼミに所属して、論文を書くということは必要ありません。

 

かと言って、6年間の間に一度も研究に触れさせないのはまずいので、

一応どこの大学でも3年生か4年生に「研究室配属」の期間があります。

期間は大学や年によってまちまちですが、1ヶ月から6ヶ月くらいではないかと思います。

ちなみに群馬大学は配属期間が1ヶ月、その後に夏休み1ヶ月というスケジュールなので、

その気になれば2ヶ月間研究することができまます。

 

よっぽどやる気と能力があれば話は別ですが、

大抵の場合はカリキュラムで与えられた数ヶ月ではほぼ何も身につきません。(と思う。)

だから、もっと研究をやってみたい人は放課後や長期休みに

「研究室に"自主的に"通う」

ということになります。

 

私の場合は、研究室配属の期間に海外の大学に行ってみたいとずっと思っていたので、

その理由や動機を作るためにまずは自分の大学の研究室に所属することにしました。

 

何のテーマもなしに行ってもしょうがないので、

1年くらい下準備すればいいかなと何となく思って2年生の春くらいから研究室を探し始めました。

 

所属するまでの手順

ざっくりいうと、

  1. 授業や講演、あるいは芋づる式で気になる先生を見つける
  2. メールでアポを取る
  3. 研究室見学に行き、色々お話しを聞く

という流れで、これを繰り返します。順番に説明します。

 

  1. 授業や講演、あるいは芋づる式で気になる先生を見つける

私は児童精神科医になりたくて医学部に入りました。

そのため、「精神」「神経」というテーマで広く研究室を探していました。

 

自分の興味のあることを頭の片隅においておくと、

日頃の授業などで「お、この先生がやっていること面白そう」と思うタイミングがあります。

その先生にアポを取ってまずは話を聞いてみればいいのです。

研究室見学を希望する学生はそんなんい多くないので、

アポを取るだけで大体はものすごく喜ばれます。

 

また、先生とお話しする際に、

「今いろいろ見せていただいて探しているところなんです〜」をアピールすれば、

「そういえばあの先生も面白いよ」「xx先生のところに行ってごらん」

など、次の先生に繋いでもらうことができます。

低学年のうちは授業に登場する先生も多くないので、

ここでの芋づる式の情報収拾はかなり役に立ちます。

  

2. メールでアポを取る

気になる先生を見つけたら、次は研究室見学のアポを取ります。

以下に実際に私が送ったメールを貼り付けます。

 

XX先生

 
はじめまして。
医学科X年のXXXXと申します。
突然の連絡失礼いたします。
 
今回はXX先生にお願いがあり、連絡させていただきました。
 
最近、研究者の方のお話を聞く機会に恵まれたことや、
研究に所属されている先輩方の影響を受け、
基礎研究に興味を持つようになりました。
 
そのため、いくつかの研究見学させていただいているのですが、
もしよろしければ、XX先生の研究見学させて頂くことは可能でしょうか?
 
突然のお願いで大変申し訳ありませんが、ご検討よろしくお願いいたします。

 

…なんか色々日本語がおかしいですが、こんなもんでも大丈夫ということです笑。

 

この後大体「歓迎します!」という返信がくるので、

日程調整をし、実際にお邪魔する流れになります。

 

3.研究室見学に行き、色々お話しを聞く

いよいよ、研究室見学です。

指定された日時に普段着で手ぶらで行くだけなので、特に気負うことはありません。

大学によっては研究棟の案内がほぼない可能性があるので、

事前に下見するかメールの際に先生に詳しい場所を尋ねておくと安心です。

 

大体は、

①先生の部屋を尋ねて挨拶

②研究室ツアーwith先生

③先生とお茶飲みつつお喋り

という流れになります。

 

②③の際に気にするポイントは次の章で紹介します。

 

 

研究室探しのポイント

本気で研究したいか、ちょっと研究をかじってみたいか、など、

研究室所属のモチベーションによってポイントは若干異なってきます。

ここでは、「研究やってみようかな〜どんな感じかな〜」というテンションだった私がチェックしたポイントについて紹介します。

以下、私が重視した順です。

 

  1. 学部生に求めるレベル
  2. PI, 研究室の雰囲気
  3. 海外とのコネクションがあるか
  4. 研究室における学部生のポジション
  5. 研究室の実績

 

1.学部生に求めるレベル

一口に研究者と言っても、色々な先生がいます。

熱血な先生もいれば放任主義が強めの先生もいらっしゃいます。

 

「毎日x時からx時はここに来て実験を手伝ってね」

「部活とか試験が忙しくない時においで〜いつでもいいよ〜」

などなど、学生に求めるレベルは様々です。

また、院生か学部生かで対応が大きく分かれる場合もあるので

自分を指導してくれそうな先生に

 

「学生はくる日数や実験参加など何か満たすべき課題がありますか?」

「この研究室に所属している学部生の先輩はどのくらいのペースで来られていますか?」

 

などなどぶっちゃけて聞いてみるのが一番のおすすめです。

話しているときは優しそうでも実はブラックだった、というパターンもたまにあるので

そのラボに通っている/いた人を捕まえて話を聞くのもかなり有効です。

 

2. PI, 研究室の雰囲気

PIとはPrincipal investigatorの略で、研究室を主催している人のことです。

日本の医学部の場合は教授がPIであることがほとんどだと思います。

研究室の雰囲気はかなりPIの人柄に依存しているような気がします。

 

個人主義が強めで寡黙な先生方が集まっているところもあれば

みんなでワイワイ旅行に行くような研究室もあります。

仲が良かったり微妙だったり、発言権がみんなにあったり偏っていたり…。

 

「研究室の皆さんで食事に行かれたりしますか?」

「普段の雰囲気はどんな感じですか?」

 

といった感じで聞いてみるといいかもしれません。

 

 

3. 海外とのコネクションがあるか

私は海外の研究室へ留学したかったので、この点はかなり重要でした。

実際には、留学や共同研究などで海外に知り合いがいる先生は少なくはないため、

「海外にコネクションがあるか、かつ、繋いでくれそうか」

ということがポイントです。

 

私は実際に、指導教員の共同研究者のラボに留学しました。

指導教員の先生は本当にハートフルな方で、留学先での住居や奨学金など、様々な場面で相談に乗ってくださりました。

実際、今所属している研究室に入って良かった、と思う最大の理由は指導教員の先生に出会えたことであると感じています。

 

4. 研究室における学部生のポジション

研究室によっては、ラボ内に自分のデスクやロッカーを与えられる場合があります。

私はあまり気にしませんでしたが、

自分用のスペースが絶対に欲しい!という先輩もいました。

自習室代わりに使いたい人には特に重要かもしれません。

 

私の研究室にはあまりスペースがなかったので自分のデスクは与えられませんでしたが、

あまり使われていない机に論文や文房具を置いて若干私物化して使っていました笑。

 

5. 研究室の実績

 私はほぼ全く気にしていませんでしたが、

研究者志望の人や「やるからには一流の環境で!」という人には重要かもしれません。

低学年のうちは何が「すごい」研究で何がそうでないのか分かりにくいかもしれませんが、

授業中や訪問時に先生方が自分の研究を紹介・自慢(笑)する時に耳を傾けてみたり、

研究者志望の先輩方に聞いてみると分かることが多いです。

 

たまに研究内容がニュースや記事になっている場合もありますが、

メディア受けするものが必ずしも学術的に高い評価を獲得しているわけではないので、

あくまで参考資料の1つに過ぎない、と私は考えています。

 

さいごに

かなり長々と色々書きましたが、低学年で所属する研究室に求められるのは

「研究・研究室がどんなものか体験できること」

な気がします。(一部の本気で研究志望の人を除き。)

 

学生の特権は大人の懐を借りて色々と体験できることなので、

「合わなかったら違うところに行こう」というくらいの軽い気持ちで考えてみていいはずです。

 

皆さんが素敵な研究室や先生方に出会えますように!

あやたか

Viking Line バルト海の上で年越し(ストックホルム→ヘルシンキ)

旅好きの医大生あやたかです。少ない休みを狙って旅行や留学をしています。

 

北欧旅行や海外でのカウントダウンイベントに憧れがある人は多いと思いますが、

「めっちゃ高そう」「危なそう」などの印象から、

なかなか手が届きにくいのではないでしょうか?

 

この記事では、意外とお得でかなり楽しかったViking Lineの年越しクルーズについて紹介します。

 

 

https://www.instagram.com/p/B7Tf4x1Hw8X/

【北欧の旅☃️ 5/4 @年越しフェリー🚢日帰りエストニア🇪🇪2wまとめ🧠】

 

 

Viking Lineとは?

毎日スウェーデン↔︎フィンランド間を往復するクルーズ船の運営会社のことです。

飛行機では1時間ほどの2都市間を17時間かけて巨大客船でゆっくりと移動します。

 

客室のレベルは様々ですが、ホテル代も移動費も込みだと思えば意外とおやすいです。

また、客室の他にもレストランやエステ、バー、クラブ、さらにキッズルームなど様々なエンターテイメントが用意されています。

 

北欧の年越しはどの都市もぴんと来なかったので、

2019→2020年の年越しはバルト海上、バイキングラインのフェリーで過ごすことにしました!

 

一番安い客室で1人あたり約8000円でした。

 

f:id:wanderlust3:20200117000416j:plain

 

 

 

客室の中

客室の中はバストイレ付きの狭いけど快適な部屋。

四畳半くらいの面積だったような気がします。

 

ソファーや壁についている取手を引っ張るとベッドが出てくる仕組み。

私は寝具に特にこだわりはないので、なかなか快適でした。

 

f:id:wanderlust3:20200117000629j:plain
f:id:wanderlust3:20200117000420j:plain
一番安い客室の内部。予想通りの狭さ。

 

 

f:id:wanderlust3:20200117000820j:plain

このソファーと壁が2段ベッドに変身します。

船内の様子

まずは腹ごしらえ

船内にはいくつかカフェやレストランがあり、値段も客層も様々です。

私は船の中では中流くらいと思われるラフなレストランに入りました。

価格帯は€20~30で、北欧の外食らしい値段かなというところ。

分厚いステーキ美味しかったです

f:id:wanderlust3:20200117000632j:plain

 

Upstairs bar

ここではビンゴ大会やギターの生演奏、素人カラオケ大会など何でも行われていました。

ドリンク(€8~)をカウンターで頼んで注文し、巡回するウェイターもいないのでのんびりと鑑賞できます。

あまりお客さんはいませんでした。

みんなどこにいたんだろう…

f:id:wanderlust3:20200117001603j:plain

ビンゴ大会を眺めつつ乾杯

LED Dance

4人のダンサーがクラシックやポップス、ディズニーの音楽に合わせて優雅に待っていました。

LEDってこの光る衣装と小物のことだったのね…

 

f:id:wanderlust3:20200117001840j:plain

 

カウントダウンイベント

スウェーデンフィンランドの間には1時間の時差があり、どちらに合わせてカウントダウンするんだろう、と思っていたら答えは「どちらも」でした。

 

先ほどまで光る妖精たちが舞っていたステージがダンスフロアになり、

DJも登場してクラブに早変わりしました。

 

f:id:wanderlust3:20200117002122j:plain

カウントダウン(1回目,スウェーデン時間)

 

年明け10秒前からはみんなでカウントダウンして、

年を越した瞬間にはハグしたり叫んだりシャンパンを回し飲んだり、

みんなそれぞれの方法でお祝いしていました。

 

ディーバの生歌でめちゃくちゃ盛り上がり、

2回目のカウントダウンまでは一瞬でした。

 

f:id:wanderlust3:20200117002125j:plain

2回目のカウントダウンも衰えず

危険?

うーん、完全に安全とは言えませんが完全に恐ろしい場所でもないです。

 

老夫婦、小さい子供連れのファミリー、若者グループなど様々な人たちがいるので、

暴力や喧嘩といった意味ではあまり心配はありません。

みんな自分のペースで夜を楽しんでいる雰囲気です。

 

ただ、女の子をハントしようとしている男の人は一定数おり、

見ている限りでは、かなりしつこくて強引な人もいました。

それでも「いやだからやめて」「あなたの部屋には行きたくない」と言えば

さっさと他の子を探しに行ってはいましたが…

 

紳士なおじさんや迫力のあるおばさまが

「この子はうちの子だから連れて行かないで〜」

と冗談交じりに強引マンを追い払っているシーンも見ました。

 

服装や容姿が関係している訳でもなさそうだったので、

防止するには

・いかにもパートナーっぽい人とずっと一緒にいる

・女の子数人で固まり続ける

・ふわふわしている酔っ払い、にならない

などの策が考えられると思います。

 

もちろん、端っこで家族の時間を楽しんでいる人たちもいるので、

ダンスフロアから遠くにいれば不愉快な人に声をかけられることも少ないのでは予想されます。

 

 

最後に

長いと思っていた17時間の船旅は一瞬でした。

料金も船内の物価もそこまで高くないので、学生でも十分に手の届く旅のプランだと思います。

 

調子に乗って飲みすぎてぐでんぐでんになったり、知らない人についていく、というような日本でもアウトな危険行為さえしなければ、素敵な夜を過ごせると思います。

 

今年の年越しは是非みなさんもバルト海の上で!

群馬大学版トビタテ! グローバルチャレンジに合格した話

群馬大学3年のあやたかです。

暇さえあれば海外に行きがちですが、現在は群馬にて地道に臨床医学の勉強をしています。

 

https://www.instagram.com/p/B7ThwByHRI9/

【Got scholarship to Denmark! デンマーク留学の奨学金いただきました✈️💰】  

 

 

 

インスタやFBで「またもや奨学金をもらいましたー!」とご報告したところ、群大生や高校生から「それは一体…?」と尋ねられたので、今日は群大内外の皆さんに向けて、この革新的な奨学金プログラムについて紹介します。

 

  • 親がお金出してくれないけど留学に行きたい人
  • ボランティアやインターンなど自由な留学をしたい人
  • 応募しようとしているけどどうしたら良いかさっぱりわからない人

 

ぜひこの記事を参考にしてください!

 

 

 

 

 

 

 そもそもグローバルチャレンジ、とは?

簡潔に言うと

  • 2019年にトビタテを模して作られた学内プログラム
  • 返済不要で最大50万円の奨学金支給
  • 個人でもグループでも応募可能
  • 行き先、活動内容など全て自由
  • 語学力、家計など縛りなし

 です。

 

官民協働プロジェクトトビタテに似ていますが、異なるポイントは

  • グループでも応募可能
  • 「群馬」「群馬大学」「このプログラム」への貢献が重要
  • 新しいプロジェクトなのでまだ若干ふわっとしている笑

だと思います。

 

tobitate.mext.go.jp

 

www.guic.gunma-u.ac.jp

 

 

私の留学計画の立て方

オランダに留学した際は、

「この期間でこの単位を習得しつつ留学するにはどうすれば…!」

「なんとしても3年の夏にトビタテを使わないといかん…!」

というあまり純粋ではない動機を何とか形作って、計画を作りました。

この時の計画の立て方については後日書きます。

(それでもそれらしくなるし、実際に有意義な留学ができたのでトビタテのシステムと私の周りで支えてくれた人に感謝と脱帽です)

 

しかし、今回は明確な意志をと行き先があったので、

「どう計画を作るか」というよりは

考えていることをいかに合格できそうな感じにアウトプットするか」

というところに照準を合わせました。

 

私が申請前に考えていたことはこんな感じです。

  • オランダで「個人の幸せを大事にする文化」に触れる
  • この文化が形成される様子をみたい!この文化にもっと触れたい!
  • 色々調べたり話を聞く
  • 「幸せ」という漠然としたテーマを「性教育」「若者支援」などに具体化
  • 幸せの国デンマークが最適!
  • よーしどこかの奨学金もらうぞ〜

 で、タイミング良くグローバルチャレンジのお知らせがきたので、約1週間の突貫工事で1次審査の書類を提出しました。

 

 

1次審査(書類)について

まずは情報収集

このプログラムは2019年にできたばかりのプログラムで、私は2期生です。

トビタテはこれまでに数千人の蓄積(ブログ、オンライン/学内対策会など)がありますが、

グロチャレに関しては募集要項以外の情報が見つかりませんでした。

そこで、「何が狙いですか?どんな子が欲しいですか?」

と聞きに行くことにしました。

プログラムの立ち上げに関わった先生や国際課の先生に聞きに行きました。

 

結果、

  • 自分自身で計画した留学をしてほしい
  • 自由な留学プログラムの前例を作ってほしい
  • このプログラムを内外に宣伝してほしい
  • 群大から留学する人を増やしたい

 というあたりがミソでした。

 

「社会をもっと素敵な場所に!」「自分の好きなことを世界の果てまで追いたい!」が求められるトビタテとは少し違う戦略が必要そうです。

 

書いてみる、見てもらう

私の経験上こういった申請書の類は、ひとりで書くとうまくいきません。

情熱が溢れすぎて論理が矛盾したり、

アピールのために心にもないことを書く、

ということがしょっちゅう起こります。

私はどんな申請書でも、

必ずメンターの方や、そのプログラムの経験者に見てもらうことにしています。

 

ということで、先生方から聞き出した点を踏まえて何となく書いてみました。

職員さんや先生方、先輩たちに見てもらうには

まずは第1版を早急に仕上げなければなりません。

かなり急ごしらえなので完璧は目指さず、

「ここいい表現が浮かばない、何かください」

「うさんくさくなりました、何のデータを示せばいいでしょう」

などなど、助けてほしいポイントを露わにしたまま送信しました。

 

3人以上に聞くと大体意見の相違が出るので、

「なるほどね」

と思ったことだけ採用すれば良いです。

見てくれた方もきっとそれくらいの気持ちでいてくれています。

 

書いているうちに自分が何を考えているかわからなくなったので

巨大なマインドマップを書いたりもしました。

 

「書く→見てもらう」を3~4周くらいしたところで提出期限になったので提出しました。

 

なかなか力強く書けたので、

きっと1次は受かるだろうな、と思っていました。

 

 

2次審査(プレゼン)について

f:id:wanderlust3:20200116202453p:plain

実際に使用したプレゼン資料の1枚目

格通知から当日まで

 

12月下旬に1次合格のお知らせをメールで受け、

1月上旬のプレゼンに向けて準備を始めます。

 

…嘘です。

デンマーク留学の視察も兼ねて北欧を2週間旅行していたので、

1月に入ってからまたもや突貫工事(4日間くらい)でプレゼンを作成しました。

 

2次審査は

  • 10分間のプレゼンテーション
  • 理事や学長など大学のお偉いさん達の前で
  • 資料提出は前日または当日

という内容でした。

 

投影されるスライドの大きさや縦横比、オーディエンスとの距離感、質疑応答については通知がなかったので、

メールして尋ねました。

 

当日会場にて、顔見知りの審査員の先生に挨拶した際に

「えっ!めっちゃ近いですね審査員席!(笑)」

と言うと

「そうだよね、近いよね(笑)」

とおっしゃって机を遠ざけてくださるくらいのまったりした雰囲気でした。

 

プレゼン作成

1次審査で提出した書類の

「どこを強調するか」「どのように可視化するか」

を考えるのがメインの作業でした。

 

1次審査とは違う頭の使い方です。

私はプレゼンを作るのもするのも結構好きなので2次対策は楽しくできました。

 

またもや色んな方に送ってアドバイスを求めました。

 

話し方

当日求められるのは

「元気に明るく話す!」

ことだけです(断言)

 

当日になってから

スライドも話す内容も変えられないし、覚えていないことは今更覚えられません。

数多の高校生大学生のプレゼンを見てきましたが、”TED talks的な”かっこいい話し方をうまくできている人はほとんどいません。

ダサくてもいいから、

「この子、頑張ってるなあ」「練習したんだねえ」

と思われることが重要です。

 

ちょっと注意

カッコつけすぎてはいけません。

自分の心で考えていないことは、緊張した場面では言えません。

 

難しい言葉や抽象的な言葉は響きが良いので、

「こう言おうよ!」

とアドバイスしてくれる人もいますが、

心から共感しているor審査までめっちゃ時間あって完璧に演じられる場合以外は

大体詰まったりド忘れします。

 

かっこいい言葉を探すより、

自分の気持ちを表すのにしっくりくる言葉を探すほうが安全だし自分も楽です。

 

合格発表

何とその日のうちに発表されるんですよね…心臓に悪い…。

 

全員分終わったら20分ほど審査員が話し合うため別室へ行き、

戻ってきたらさくさく発表です。

 

3/6組ならば合格できるのではないかな〜と思っていましたが、

何しろ2期生なので分からない部分も多く、若干不安でした。

 

短時間に色んな方にお世話になったので、

合格できてホッとしました。ありがとうございました。

 

 

最後に 

どの申請書にも言えることですが、

  • まずは敵を知ること
  • 人に頼ること
  • 納得行くまで練習すること 

 が大切です。

 

今回は過去最大に「何が求められてるの…?」という状況ではじめましたが、

プログラムを作った方や運営している方が

近くにいるということを生かして実際に聞きに行くことで

合格との距離を近付けました。

 

大人も先輩も自分が思っているより

懐が深くて優しいので、

がんがん頼ることをお勧めします。

 

私も自分が作った資料渡したり

相談に乗ったりできるので

ぜひお気軽に声をかけてください!

 

 

トビタテのよくあるご質問(笑)

こんにちは高野です🦄

今日はトビタテビギナーに向けて、いくつか質問に答えます🌋

 

1.長期でなくても良いのか?

2.インターン等を斡旋する会社を使った方がいいのか?

3.どれくらい準備した?

 

 

1.長期でなくても良いのか?

 

大学生コースは1ヶ月から応募可能です。ただし、私の場合(2ヶ月)もそうでしたが、短い場合は短くても計画を実行して目的を果たすことができる、と自信を持って説明することが必要になります。

 

また、期間や支給金額などに関しては「トビタテ x期 募集要項 」でぐぐると分かりにくいですがオフィシャルで網羅的な資料がでてくるのでそれを一読するのがおすすめです。基本を押さえたらトビタテ生の話を聞いたりブログを読みまくってなんとなくトビタテ界隈の雰囲気を掴むといいと思います。

 

 

2.インターン等を斡旋する会社を使った方がいいのか?

 

使っている人も使っていない人もいます。どっちでもいいと思います。

私の印象としては、自分でがんがん動いて、自分の計画やビジョンに合ったNPOや企業を自力で見つけている人の方が話をした時にパッションを感じました。が、理由や情熱は後付けでも正直いいと思います。海外慣れていなくて不安な子は留学のエージェント付けている子もいました。

どのみち一人で計画しようとすると、心折れたり自分の想像力の枠から出ない、小スケールな計画になってしまうので、関係する先生とか全然関係ないけど話聞いてくれそうな友達とかに話を聞いてもらうのが重要です。

 

 

 

3.どれくらい準備した?

 

久しぶりにこんなに頑張った、と思えるくらい準備しました。ひょっとして高校受験以来かも。

私は、熱いパッション留学したい!という王道の流れではなく、この時期この期間に留学したい!トビタテ使いたい!目的やらパッションどうする?!?!?というやばすぎるルートで応募しているので、ほかの人よりも大変だったのではないかと思います。

 

1次の書類は研究室の指導教員、トビタテの先輩4人、大学の国際課の方に送って添削していただきました。毎日3時間くらいにらめっこする期間が1ヶ月?くらい続いたような気がします。

 

2次は全くどうしたらいいかわからなかったのでFBで「助けて!」と宣言していろんな人に繋げてもらい、skypeなどで面接練習などをしてもらいました。タイミングよくオンライン対策会(byトビタテの先輩)も発足され、グループディスカッションの練習などもさせてもらいました。こうした練習の中でそもそもの動機や実現可能性が揺さぶられまくり、脳みそを絞り尽くす感じで色々と思考しました。きつかったけどこの時間は大切だったと今でも感じます。

 

 

聞かれたものにとりあえず答えてみました!

他にも何かあればぜひ連絡してください🌱

書類や面接の相談にも乗ります!

トビタテ合格に必要なもの

こんにちは〜高野です🌱

そろそろトビタテ12期生の応募締め切りが近づいていることもあり、いろんな人からトビタテ応募に関する質問をもらったのでその中でも一番多かったものについて答えたいと思います🛩

 

「どうすればトビタテに受かるんですか…?」

 

…それを一言で言えれば苦労しないのよ、、、という本音は隠して私(10期生,理系コース)なりの知見を書いてみます✊

 

募集要項を見ると色々と書いてあるのですが、(なかなか小難しいので)私が対策をする中で行き当たったポイント5つを紹介します。以下、先輩方に教えていただいたことと私が感じたことが混ざっています。)

 

そのポイント5つとは、

熱意、計画実現性、独自性、

コミュニケーションスキル、リーダーシップ(大事な順)

です。

 

と、いうかめちゃめちゃ端的に言うと「なんかこいつならやれそう!」と思ってもらうことが大切だと思います。

 

オチはもう言ってしまいましたが、上の5つの要素について順番に解説します。

 

1.熱意

留学を通して、自分や社会をどのように変えたいのか、どういった影響をもたらしたいのか、を本気で考えているかどうか。別にカリスマ講師のように語れなくても、真剣さが伝われば大丈夫だと思います。トビタテは学歴も英語力も経済状況も不問です。国家プロジェクトとして支援するに値する人間かどうか、もし留学中にトラブルがあってもどうにかして目標に到達するんだという強い気持ちがあるか、こういったポイントを見ているはずです。

 

2.計画実現性

熱意と矛盾するようですが、熱意があれば自動的に付いてくるのがこの計画実現性です。

「南米のスラム街の子供たちにサッカーで夢を与えたい!」という計画で全くスペイン語ポルトガル語も勉強してなかったら「ん?やる気ある?」となるし、「アメリカで起業したい!」という計画で業界の現状や関連する法律を全く知らなければ「この人はきっと口だけだろうな」と思われます。

言語や活動先での自分の活動が担保されているか、などなど、計画を具体的にしたときの必要要素を満たしているか、満たす努力をしているか、満たせそうな感じがあるか、が問われています。

 

3.独自性

今の時点でトビタテ生は大学生だけで約4000人いるので、もはやオンリーワンを目指すことは無謀かもしれませんが、人の記憶に残るには多少のレア感が必要な気がします。私の場合は医学部生でありながら理系以外の分野と理系の研究を融合させるということで個性を出しました。服装でも発表方法でも話し方でもなんでもいいと思います。

 

4.コミュニケーションスキル

自分の気持ちや計画を伝えることができれば最低限のレベルは満たせていると思います。特に2次試験の対策では「素人の人にどうすれば自分の分野のことがわかりやすく伝わるか」「予想される質問は何か」など想像力が必要だと思います。

 

5.リーダーシップ

まあ、これは正直あってもなくても…と私は思います。自分の計画を推し進める力さえあればいい気がします。他人まで巻き込めればさらに良いのでしょうけど、全員がリーダーにならなければいけないわけではないし、リーダーをサポートする係や俯瞰する立場も大切なので、この項目はそこまで重視しなくていいはず。

 

 

 

最後にもう一度繰り返しますが、小さなことは置いといて、

こいつならなんかあっても大丈夫そう!!」というオーラを書類や姿から滲み出させることが何より大事です。