あやたか オフィシャル(?)ブログ

地方国立医大生(休学中)のあやたかです。トビタテ, 米日カウンシルなど様々なプログラムを通して5回の留学経験があります🛫留学や何か面白いことをしようとしている人の力になる情報発信を目指しています:)

群馬大学版トビタテ! グローバルチャレンジに合格した話

群馬大学3年のあやたかです。

暇さえあれば海外に行きがちですが、現在は群馬にて地道に臨床医学の勉強をしています。

 

https://www.instagram.com/p/B7ThwByHRI9/

【Got scholarship to Denmark! デンマーク留学の奨学金いただきました✈️💰】  

 

 

 

インスタやFBで「またもや奨学金をもらいましたー!」とご報告したところ、群大生や高校生から「それは一体…?」と尋ねられたので、今日は群大内外の皆さんに向けて、この革新的な奨学金プログラムについて紹介します。

 

  • 親がお金出してくれないけど留学に行きたい人
  • ボランティアやインターンなど自由な留学をしたい人
  • 応募しようとしているけどどうしたら良いかさっぱりわからない人

 

ぜひこの記事を参考にしてください!

 

 

 

 

 

 

 そもそもグローバルチャレンジ、とは?

簡潔に言うと

  • 2019年にトビタテを模して作られた学内プログラム
  • 返済不要で最大50万円の奨学金支給
  • 個人でもグループでも応募可能
  • 行き先、活動内容など全て自由
  • 語学力、家計など縛りなし

 です。

 

官民協働プロジェクトトビタテに似ていますが、異なるポイントは

  • グループでも応募可能
  • 「群馬」「群馬大学」「このプログラム」への貢献が重要
  • 新しいプロジェクトなのでまだ若干ふわっとしている笑

だと思います。

 

tobitate.mext.go.jp

 

www.guic.gunma-u.ac.jp

 

 

私の留学計画の立て方

オランダに留学した際は、

「この期間でこの単位を習得しつつ留学するにはどうすれば…!」

「なんとしても3年の夏にトビタテを使わないといかん…!」

というあまり純粋ではない動機を何とか形作って、計画を作りました。

この時の計画の立て方については後日書きます。

(それでもそれらしくなるし、実際に有意義な留学ができたのでトビタテのシステムと私の周りで支えてくれた人に感謝と脱帽です)

 

しかし、今回は明確な意志をと行き先があったので、

「どう計画を作るか」というよりは

考えていることをいかに合格できそうな感じにアウトプットするか」

というところに照準を合わせました。

 

私が申請前に考えていたことはこんな感じです。

  • オランダで「個人の幸せを大事にする文化」に触れる
  • この文化が形成される様子をみたい!この文化にもっと触れたい!
  • 色々調べたり話を聞く
  • 「幸せ」という漠然としたテーマを「性教育」「若者支援」などに具体化
  • 幸せの国デンマークが最適!
  • よーしどこかの奨学金もらうぞ〜

 で、タイミング良くグローバルチャレンジのお知らせがきたので、約1週間の突貫工事で1次審査の書類を提出しました。

 

 

1次審査(書類)について

まずは情報収集

このプログラムは2019年にできたばかりのプログラムで、私は2期生です。

トビタテはこれまでに数千人の蓄積(ブログ、オンライン/学内対策会など)がありますが、

グロチャレに関しては募集要項以外の情報が見つかりませんでした。

そこで、「何が狙いですか?どんな子が欲しいですか?」

と聞きに行くことにしました。

プログラムの立ち上げに関わった先生や国際課の先生に聞きに行きました。

 

結果、

  • 自分自身で計画した留学をしてほしい
  • 自由な留学プログラムの前例を作ってほしい
  • このプログラムを内外に宣伝してほしい
  • 群大から留学する人を増やしたい

 というあたりがミソでした。

 

「社会をもっと素敵な場所に!」「自分の好きなことを世界の果てまで追いたい!」が求められるトビタテとは少し違う戦略が必要そうです。

 

書いてみる、見てもらう

私の経験上こういった申請書の類は、ひとりで書くとうまくいきません。

情熱が溢れすぎて論理が矛盾したり、

アピールのために心にもないことを書く、

ということがしょっちゅう起こります。

私はどんな申請書でも、

必ずメンターの方や、そのプログラムの経験者に見てもらうことにしています。

 

ということで、先生方から聞き出した点を踏まえて何となく書いてみました。

職員さんや先生方、先輩たちに見てもらうには

まずは第1版を早急に仕上げなければなりません。

かなり急ごしらえなので完璧は目指さず、

「ここいい表現が浮かばない、何かください」

「うさんくさくなりました、何のデータを示せばいいでしょう」

などなど、助けてほしいポイントを露わにしたまま送信しました。

 

3人以上に聞くと大体意見の相違が出るので、

「なるほどね」

と思ったことだけ採用すれば良いです。

見てくれた方もきっとそれくらいの気持ちでいてくれています。

 

書いているうちに自分が何を考えているかわからなくなったので

巨大なマインドマップを書いたりもしました。

 

「書く→見てもらう」を3~4周くらいしたところで提出期限になったので提出しました。

 

なかなか力強く書けたので、

きっと1次は受かるだろうな、と思っていました。

 

 

2次審査(プレゼン)について

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実際に使用したプレゼン資料の1枚目

格通知から当日まで

 

12月下旬に1次合格のお知らせをメールで受け、

1月上旬のプレゼンに向けて準備を始めます。

 

…嘘です。

デンマーク留学の視察も兼ねて北欧を2週間旅行していたので、

1月に入ってからまたもや突貫工事(4日間くらい)でプレゼンを作成しました。

 

2次審査は

  • 10分間のプレゼンテーション
  • 理事や学長など大学のお偉いさん達の前で
  • 資料提出は前日または当日

という内容でした。

 

投影されるスライドの大きさや縦横比、オーディエンスとの距離感、質疑応答については通知がなかったので、

メールして尋ねました。

 

当日会場にて、顔見知りの審査員の先生に挨拶した際に

「えっ!めっちゃ近いですね審査員席!(笑)」

と言うと

「そうだよね、近いよね(笑)」

とおっしゃって机を遠ざけてくださるくらいのまったりした雰囲気でした。

 

プレゼン作成

1次審査で提出した書類の

「どこを強調するか」「どのように可視化するか」

を考えるのがメインの作業でした。

 

1次審査とは違う頭の使い方です。

私はプレゼンを作るのもするのも結構好きなので2次対策は楽しくできました。

 

またもや色んな方に送ってアドバイスを求めました。

 

話し方

当日求められるのは

「元気に明るく話す!」

ことだけです(断言)

 

当日になってから

スライドも話す内容も変えられないし、覚えていないことは今更覚えられません。

数多の高校生大学生のプレゼンを見てきましたが、”TED talks的な”かっこいい話し方をうまくできている人はほとんどいません。

ダサくてもいいから、

「この子、頑張ってるなあ」「練習したんだねえ」

と思われることが重要です。

 

ちょっと注意

カッコつけすぎてはいけません。

自分の心で考えていないことは、緊張した場面では言えません。

 

難しい言葉や抽象的な言葉は響きが良いので、

「こう言おうよ!」

とアドバイスしてくれる人もいますが、

心から共感しているor審査までめっちゃ時間あって完璧に演じられる場合以外は

大体詰まったりド忘れします。

 

かっこいい言葉を探すより、

自分の気持ちを表すのにしっくりくる言葉を探すほうが安全だし自分も楽です。

 

合格発表

何とその日のうちに発表されるんですよね…心臓に悪い…。

 

全員分終わったら20分ほど審査員が話し合うため別室へ行き、

戻ってきたらさくさく発表です。

 

3/6組ならば合格できるのではないかな〜と思っていましたが、

何しろ2期生なので分からない部分も多く、若干不安でした。

 

短時間に色んな方にお世話になったので、

合格できてホッとしました。ありがとうございました。

 

 

最後に 

どの申請書にも言えることですが、

  • まずは敵を知ること
  • 人に頼ること
  • 納得行くまで練習すること 

 が大切です。

 

今回は過去最大に「何が求められてるの…?」という状況ではじめましたが、

プログラムを作った方や運営している方が

近くにいるということを生かして実際に聞きに行くことで

合格との距離を近付けました。

 

大人も先輩も自分が思っているより

懐が深くて優しいので、

がんがん頼ることをお勧めします。

 

私も自分が作った資料渡したり

相談に乗ったりできるので

ぜひお気軽に声をかけてください!